【本当にあった不動産の怖い話】決済・引渡し前の「現地確認」の必要性・・・

こんにちは、みさと不動産プラスの中原です。

今日は、長い不動産仲介経験の中で、本当にあった怖いお話を。

以前、働いていた会社であったのですが、私が直接体験したわけではなく、

同僚が体験したお話です。その話を聞いたときは私もびっくりしました。

あるリノベーション済みの中古マンションを契約することになり、

無事、売買契約も終わり、住宅ローンの審査も承認になり、

近々、決済・お引渡しというタイミング。

ご案内時は、リノベーション済みマンションですから、もちろん空家です。

室内新品のお部屋ですが、引渡し前に、再度お部屋のチェックをしに、

お客様とお部屋に向かい鍵を開けました・・・・

「きゃーーーーーー！！！！」

「うぉぉおおーーーー！！！」

開けたその部屋の中には・・・・

お風呂上がりの子供がタオルで頭を拭いてるーーー！！！

びっくりした同僚は、お部屋を間違えたと思い、一度部屋を閉めます。

部屋番号を確認すると合っています。

ん？ん？

どういうことだ？？？

なんで、空き家に人が住んでいる？

怖いなぁ・・・怖いなぁ・・・

と思いながら、再度お部屋を開けます・・・

やっぱり、幸せそうな家族が住んでるーーーー！！！！！

冷静は同僚は、その幸せそうな家族に質問します。

同僚「なんで、住んでいるのですか？」

住人「ん？賃貸で借りたんですけど。てか、誰ですか？」

同僚「・・・・」

同僚はすぐに売主（法人）に電話して状況確認です。

結果、

「２重契約」をしていたようなのです。

売主いわく、悪意はなく、

当時、このお部屋は売却と賃貸で同時募集しており（営業担当は別々）、

ほぼ同じくらいのタイミングで申し込み・契約締結になってしまっていたとのこと。

いや、いや、いや、ちょっと無理があるでしょ！！！っとみんな思いました。

最終的には、

売主は違約金を支払い、違約解除になりました。

すでに賃貸で住んでいる住人をさすがに追い出すことができないので。

買主様がすごくいい人だったので、

「物件は残念ですが、違約金もらえて逆に儲かりました！また、良い物件探してください」

となんとか解決しましたが、一歩間違えれば、大問題です。

もし、決済・引渡し前にお部屋のチェックに行ってなかったら、

お金を払ってからこの状況と遭遇していたら・・・と思うとゾッとします。

こんなことにならないように、

☆マイホーム購入のワンポイントアドバイス ☆

引渡し前の「現地確認」が必ず実施しましょう！

参考記事：【みさと不動産プラス知っトク情報】引渡し前の「現地確認」は大切です！

通常、引渡し前の「現地確認」は、契約時に説明を受けた設備の有無と変わっていないか、売主が引越しをした後の物件状況が契約の際に説明を受けて内容と違いはないか（実は壁に穴が開いていたなど）を確認することです。

しかし、設備や物件状況を確認すること以外にも実は意味があるのです。

当社は必ず引渡し前の「現地確認」を実施していますので、ご安心を！

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